「そんなの無理に決まってるじゃない!」
そりゃそうですよね。何千万円もする家を現金で建てられる人はものすごく限られた人です。よっぽど特殊なことでもない限り現金で家を建てるのは到底無理なお話し。
家を建てる人のほとんどは、何らかの形で住宅ローンを組まれます。ほぼ全額を住宅ローンで組む方もいれば、予算の一部だけ組む方もいます。いくつかの種類の住宅ローンを組み合わせて組まれる方もいます。
一口に住宅ローンと言っても世の中にはものすごく沢山の種類の住宅ローンがあります。
民間の銀行さんが提供している住宅ローンや、住宅支援機構という昔の住宅金融公庫がやっていた業務を引き継いで、住宅取得のための資金を貸してくれる機関もあります。
一度は聞かれたことがあるかもしれませんが、フラット35という住宅ローンがそれにあたります。
また、財形住宅融資と言って、一般財形貯蓄や財形年金貯蓄、財形住宅貯蓄のいずれかを1年以上続け、申込日前2年以内に財形貯蓄の預け入れを行い、かつ、申込日における残高が50万円以上ある方を対象にした住宅融資もあります。
そして、住宅ローンの金利の形態も、変動金利や固定金利、一定期間だけ固定金利でその後変動か固定を選択できるタイプなど、金利形態も沢山種類があります。
さらに、成人病などの特約がついているタイプ、リストラや倒産などの失業特約がついているタイプ、果ては自然災害に対応する保証がついているタイプなど、各金融機関が知恵を絞りまくって本当にいろいろな種類の特約を付けていたりします。
保障と言えば住宅ローンを組むと同時に、たいていは団体信用生命保険という保険に半ば強制的に加入させられたりします。
「生命保険なら他で入っているので必要ないと思うんですが・・・」
このように思われる方もいらっしゃると思います。
さあ、頭がこんがらがってきましたね。